遅ればせながら㈱オロの決算について調べてみました。
オロの企業分析記事は下記です。
・一般管理費の増大を上回る利益を稼げるか今後注目
・デジタルトランスフォーメーション事業はやはりかなりブレる事業
決算概要
決算サマリー
出展:2019年12月期 第一四半期決算説明資料
売上高:1,148(前年比:+4.9%)
営業利益:269(前年比:-27.5%)
純利益:181(前年比:-20.2%)
※単位:百万円
増収減益という決算結果でした。
前期にデジタルトランスフォーメーション事業で高収益案件があったが、今期なかったのが大きな原因ですね。
やはりこの事業はブレが大きい。
通期予想
売上:5.115(前期比:+14.6%)
営業利益:1.308(前期:+11.4%)
純利益:907(前期比:+8.8%)
昨年までの大きな伸びはなさそうな予想です。
おそらくデジタルトランスフォーメーション事業での大型案件がなく利益押し下げる予想なのでしょう。
注目点
個別の注目点について記載します。
販管費及び一般管理費の増大

出展:2019年12月期 第一四半期決算説明資料
図の通り、販管費が増大しています。
特に企業規模が大きくなった影響でしょうか?
営業・管理系人員の増大費用が大きい模様です。
クラウドソリューションの利益率低下
上の販管費及び一般管理費の増大の影響で、注目しているクラウドソリューション事業も減益となっています。
地味に原価にかかわる、外注費とエンジニア人件費の増大も影響してそうです。
これが一過性なのか、今後注目です。
アカウント数は順調

出展:2019年12月期 第一四半期決算説明資料
アカウント数は伸びが落ち着きましたが、順調に増えています。
どこか大きな企業で採用されないか期待したいです。
なんか訴えられてる(笑)

出展:四半期報告書 第22期第一四半期
有価証券報告書に記載あったのですが、どうやた元従業員に訴えられているようです。
その関係があるのか不明ですが、人件費は前述の通り増えています。
今後の採用活動にも影響するので、うまく和解なり解決してほしいところです。
まとめ
成長鈍化と評価されて直近の株価は軟調です。
人件費の増大をカバーするほど利益稼げていないのが要因と思われますが、これが一過性なのか要注目です。
個人的にはクラウドソリューション事業の伸びが続くのであれば保有継続です。
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