2019年度は赤字計画!Quartzに20億ぶち込むユーザベース(3966)を調べてみた

BtoB向けの企業・業界情報プラットフォーム「SPEEDA」とBtoC向けのソーシャル機能も兼ね備えた、経済ニュースプラットフォーム「NewsPicks」を運営しているスタートアップです。
このほかにも「entrepedia」「FORCAS」「Quartz」というサービスを展開しています。

会社概要

「経済情報で、世界を変える」

ユーザベースの掲げるミッション(ビジョン)です。ビジネスパーソンが意思決定をする際に意思決定の大小に関わらず、必要な情報を提供するサービスを提供する。そして、ビジネスパーソンの意思決定を支える土台となり、その積み重ねで世界をいい方向に変えていきたいというビジョンを掲げています。

7つのルール

①自由主義で行こう
②創造性がなければ意味がない
③ユーザーの理想から始める
④スピードで驚かす
⑤迷ったら挑戦する道を選ぶ
⑥渦中の友を助ける
⑦異能は才能

4つのやらないこと

①経済情報でなければやらない
②世界を変えるプロダクトでなければやらない
③人とテクノロジーの力を使ったものでなければやらない
④プラットフォームでなければやらない

ユーザベースの掲げる行動指針です。同社が複数の事業を行いながらも、同じミッションを掲げ同じ方向へ社員一丸となって事業活動を展開するために定めた行動指針です。
本当によく考えているなと思います。
私の会社も経営理念がありますが、何がしたいのかよくわからない。

事業内容

SPEEDA

アジアを中心とした企業データベースです。
売上高:39.6億(2018/12月期、前年比+37%)
1ID=12万の契約なので、ID数の増加がそのまま売上の増加につながります。ただし、この売上には、後述する「entrepedia」「FORCAS」の売上が含まれてます。

「7日間かかる業界分析を、たった1時間に短縮」をコンセプトに金融機関や事業会社をターゲットとしてBtoBのビジネスを展開しています。
このサービスの強みは「質の高い大量のビジネス情報をワンストップで取得できる」ことです。例えば「マレーシアの空調機業界について知りたい」というような抽象的な調査にも対応できることです。
KPIはID数で、今期も順調に数を増やしています。

出展:2018年12月期決算説明資料

NewsPicks

売上高:29.6億(2018/12月期、前年比78%)
有料課金と広告がだいたい1:1です。
20歳~40歳くらいのビジネスパーソンに人気のサービスです。
ニュースを配信するプラットフォーム機能に加えて、自社で編集部門をもちオリジナルコンテンもを配信しています。そして、同サービスの最大の魅力でもありますが、ユーザーがニュースに対してコメントができます。ひとつにニュースを多角的な視点から見ることができます。
また、「リアルとの連動」として、書籍の出版や、イベントを開催しています。
出た書籍の中には、Amazonのカテゴリ別ランキングでトップ1.2独占したものもあります。
より高額なサービスとして、Newspicksアカデミア(月額5000円)というものがあります。
開示でていた時で、会員数2700人弱(2017/12期)でした。

周りで「○○をアップデートする」という言葉を聞いたら、NewsPicksもしくは落合さんの影響だと思います。笑

KPIはID数で、今期も順調に数を増やしています。

出展:2018年12月期決算説明資料

ユーザー獲得手段は大きく分けて3つ

①オリジナルコンテンツ(記事)

独自で抱える編集部がタイムリーに特集記事を出してます。日産や東芝が世間を騒がした時はどこよりも早く特集記事が出てました。
有料課金ユーザーになれば、過去の記事も全て見ることができるので、一度なってみても損はないと思います。

②オリジナルコンテンツ(動画)

記事だけではなく動画コンテンツも最近増えてきています。
直近でID数の増加に貢献しているのは動画コンテンツとのこと。

③学割 月額500円

ユーザー数不明
就活生をターゲット?就活生は80万人くらい?いるはずなので1%取れるだけでもデカイですね。

Quartz(US版Newspicks)

現在は旧NewsPicksUS版からQuartzへのユーザーの移行に重点を置いている模様です。今期どこかで投資のアクセルを踏むとのこと。
現在は、広告がメイン収益かつ、第4四半期偏重ということで第3四半期までは赤字が大きく出ることが予想されますので要注意。

FORCAS

BtoBの営業支援ツール
SPEEDAの情報を、元に既存顧客と同じ属性の企業リストを作成し、効率的な営業を提案。
知名度、実績できればどんどん行きそう。
電話営業減らないかな。

entrepedia

ベンチャー企業のデータベース。
どこで売上貢献するのか?市場がどれだけあるのかまだ未知数。

ami

スタートアップと投資家の橋渡しをするサービス。
これも未知数。

2018年12月期のトピックス

・ユーザベースベンチャーズ
ベンチャーへの投資

・電通との合弁会社設立
比率は51%
5G時代に向けた、映像コンテンツをつくる?
利益貢献は2020年頃か?

・Newspicksマガジン創刊
1冊1000円弱、年4回発行

・年割プラン発表
15000円(月額より年間3000円おとく)
Newspicks1年分+Newspicksマガジンの紙媒体でお届け

ユーザーにとっていい事
⇒年間でお得になる!
⇒マガジンが家まで届く!!!
会社にとっていい事
⇒キャッシュフローが改善する(先に1年分のお金が入ってくる)ので、投資に回せるお金が増える?
⇒マガジンの宣伝になる!
⇒アプリストアに払う手数料が無くなる?
⇒登録がWEB経由だった&別途アプリストアで解約しなきゃいけない
⇒ほぼ予測はあってる?手数料(30%もとられる)を引いた額でみると手取りが2400円ほど増える計算!(ただ、一年たつと手数料が安くなるので、8年たつと月額会員のほうが収益良くなる。)
⇒余談だけど、iosとAndroidでお金が違った原因は、ここの手数料の違い?iosは2016年から?、Androidは2018年から月額会員の長期割引を開始してた。)

2019年度事業計画

売上と利益計画は、IRページを参照ください。
ここでは、ユーザベース社の投資計画について触れます。
国内新規事業へ2.4億、Quartzへ20億円投資をぶち込むらしいです。
Quartzへの20億という数字に目が行きがちですが、売上39億に占める割合約5割に対して、国内新規事業は売上3.4億に対して2.4億と売上の7割も投資ぶち込むことに要注目。

出展:2018年12月期決算説明資料

骨子としては、下記の通り。
既存事業で稼いだキャッシュを新規事業(Quartz、SPEEDA、Amiなど)に投資し、2021年12月期に今立ち上げている事業の黒字化を目指すというものです。

まとめ

単年度の計画だけみると、赤字で見た目が悪いですが、営業キャッシュフローも増えてますし、計画通り行けば、非常に魅力のある企業だと思います。

今から買えるかは、Quartzが成功すると思うなら買えばいいと思います。ただ、2年先だけどね、、、、、、

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