4391ロジザード セミナーレポート

ロジザードセミナーレポート
日時:2019年3月9日(土)
場所:東京都内
登壇者:代表取締役社長 金澤 茂則
かいとん
今回のセミナーの第一目的、ロジザードです。
物流という注目業界でクラウドサービスを展開する会社で説明が楽しみです。
リンクバル同様社長自ら、登壇されてました。
尖った雰囲気はありませんでしたが、誠実でまじめなビジネスマンという印象です。

当日の内容は以下の通りでした。

会社概要

詳細はHPを参照お願いします。

事業領域

「物流・在庫」にフォーカスしたクラウドサービスを展開。
倉庫や店舗在庫の管理システム、オムニチャネル支援システムを提供。

沿革

社長の出身はアダストリア。
アウトレット事業で倉庫を走り回ったときに、倉庫での業務が大変ということに気づいたそうです。
効率化することで、業界に貢献したいというのが企業のきっかけ。

アダストリア出身ということもあり、最初はアパレル業界に向けて事業開始。
しかしながらアパレルは保守的業界ということもあって、最初はとても苦労した思い出がある。
2004年に楽天市場に代表されるようなECが広がったことで、個人向け宅配が増えた。
そうなると出荷単位がとても細かくなり管理が大変になり、そこが飛躍のキッカケとなった。

市場環境

EC市場はまだまだ成長段階と考えている。
その証拠に国内の宅配個数はまだまだ増えている。
ちなみに宅急便個数のうち、ロジザードが関係しているのはまだ数%。
成長余地は大きく、ロジザードの取り扱い件数は宅配個数の伸び以上に増えている。

ロジザードの顧客について

EC企業を一日の出荷個数でランク分けしている。

ランク分け
Aランク:売上1000億円以上の大手
Bランク:Aランク以下で、楽天市場の上位出展者くらい(100~500件/日)
Cランク:Bランク以下の小規模事業者
上記の中でBランクが主なターゲット層。
Aランクについては、自社でシステム開発する場合が多い。
Cランクは取り扱い個数が少ないので、アナログで行っていることが多い。

かいとん
企業が成長してBからAに上がる時に解約とかおこるのだろうか?

ロジザードの強み

ポイント①短納期
圧倒的な単納期を実現。
最短一か月で納品可能。
ポイント②低価格
クラウドサービスで標準機能のみの販売のため低価格を実現。
ポイント③サービスの充実
365日体制で運用サポートサービスを実施している。
※通常プランに含まれる。
他社にはこれがなく差別化になっている。

事業の内訳

売上は三つのセクションがある。

開発導入サービス
システム導入のサポートサービス。
クラウドサービス
倉庫管理のクラウドシステム利用による売り上げ
売上が最も多い。
機器販売サービス
説明なし。
もしくは聞きそびれました。

通期業績の見通しについて

2Qが終わって純利益が83.9%と高い進捗率。
3Qと4Qで積極的投資を行う予定のため、通期は据え置きの予想。

成長戦略

ふたつの要素を軸に考えて成長していきたいと考えている。

人手不足への対応

ニュースでも言われるように人手不足とそれに伴う賃金の上昇が見込まれている。
そのため効率化をキーワードとして、ロジザードのクラウドシステムに他社サービス含めてパッケージ化したい。
具体的にはロボット、RFID、RPA、認識技術、その他をAPI連携してサービスメニュー化する。

事例
AI物流ロボットとの連携による省人化。
物流倉庫のピッキング無人化の実証実験をしている。

リアルとバーチャルの成長戦略

消費者の多様化するニーズに対応するため、ネットと実店舗が融合したオムニチャネル化が進んでいく。
店舗と倉庫在庫の管理ノウハウでこの成長市場にもシステム提供していきたい。

質疑応答

クラウドサービスの解約率について

解約率=1%/月

辞める理由はだいたい廃業や事業撤退に伴うもの。

API連携による他社の競合はあるのか?
例えばネクストエンジンは競合にならないのか?

主にEC支援には二つの仕組みがあると考えている。

仕組みの種類
①受注をもらうための仕組み。
コンサルティング等が該当する。
ネクストエンジンは①に該当する。
②実行系の仕組み
情報の管理を行っている。

ネクストエンジンはコンサルや受注作業を行っており、ロジザードはその情報を扱う会社のため競合ではない。

株主還元は?

具体的な時期は明言できない。
今は投資が必要な時期であるため5年以内をめどに適切な還元は行っていきたい。

ロジザードを導入する会社に在籍していたことがあるが、逆に作業が増え負担になった。
小ロットの商品が多かったため、倉庫での管理バーコードを貼る手間が増えてしまった。

仕組みづくりが大事。
入り口で段ボールや容器に最初からバーコード入れる等の工夫が必要にはなる。
ロジザードに合わせた仕組みが必要との説明。

歓談スペースでの質問

セミナー終了後にロジザードについては、外の歓談スペースで個別質問できました。
私はIR担当の人とお話ししました。

クラウドサービスの収入はどんなプランがあるの?

主に三つの収入源がある。

システム利用料
機器貸し出し料
今はバーコードをスキャンする機械を月額1万/本でレンタルだしている。
この機械はリース資産でBSには出てこない。
日常使用による故障や電池交換などは保証している。それ以外はメーカーに修理だして顧客負担。
オプション料
他社サービスとの連携料金

かいとん
倉庫でのロボットはまだ正式サービスで提供していない。
まだ実験段階らしいよ。

⓶開発導入サービスってユーザー増加の指標になる?

文字通り、クラウドシステムの導入支援。

開発導入サービスの売上≠ユーザー数の増加
⇒顧客規模によって料金が異なるため
2019年はこの部門の売り上げが落ちるが、2018年に大型案件があった影響。
また現在は需要に人手が追い付いていなくて、仕事を選んでいる。
具体的には一般的な導入支援は断っている。
他ユーザーへ展開可能な要望があったときには、クラウドサービスの機能UPにつながるため積極的に導入支援を行っている。

⓷海外売上って何?

中国等の海外部品メーカーで一部在庫管理システムとして導入している。
まだまだこのカテゴリーでの売り上げは少ない。

⓸ターゲット企業がBからAに上がる段階で解約は起こるのか?

これは企業による。
例えばZOZOなんかは最初クラウド使用していたが、企業規模の拡大に伴い、自社システムへ切り替えた。
逆にある会社はまだ弊社システムを利用中。

感想

サブスクリプション型のビジネスモデルで解約率も低いことから非常に魅力のある会社。
今後も安定的にユーザー数の伸びに比例して売り上げを伸ばしていきそう。
聞きそびれてしまったが、アカウント数は契約している企業数なのかが疑問。
もし企業数であると、爆発的な伸びは期待しづらい。
売上が劇的に伸びるとすれば、オプション料金や機器のレンタル代金になると思われるが、現時点ではその具体性には乏しい。
この部分は1企業の中で複数契約が見込めるため、売り上げが劇的に伸びる要因ではあるが、メインターゲットが中堅どころの時点でその費用負担ができるのかが疑問に残るところ。
そうするとAクラスがターゲットとなるが、自社システムに切り替えられないメリットが何になるのかが重要になる。
今後アパレルに限らずAクラスの企業をいかに増やすかが大事と感じた。

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